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ドローン空撮

無人航空機(ドローン、UAV : Unmanned Aerial Vehicle)を飛行させ、搭載されたデジタルカメラによる写真を処理することで3Dモデルデータ、オルソ画像(正射投影画像)、DEM(標高)データ等を作成できます。また、空中から撮影される俯瞰の写真・映像は対象地の状況を把握しやすく、各種プロモーション用、人が近付き難い場所の調査・点検にも利用可能です。


使用機体

使用している機体は以下のものを用途によって使い分けております。

名称 メーカー 搭載カメラ
Phantom4 DJI 機体標準カメラ
Phantom3 DJI 機体標準カメラ
Flame Wheel F550 DJI Gopro Hero4 (RGB / NDVI)
Discovery Pro Team Black Sheep Gopro Hero4 (RGB / NDVI)

 


空中写真の撮影

飛行するUAVから撮影する写真や動画は通常の人間の視点からは得られない風景を映し出します。単純に高所からの映像を取得する他にも、以下のような用途も期待できます。

・高所又は海沿いの岸壁等の調査

・落石等の災害発生地の調査

・高所の橋梁底部の調査

・施設や建物の俯瞰写真撮影

・ ..etc


3Dモデルの作成

画像間で一定以上の重なりがある状態の連続写真を撮影することで、3次元計測による3Dモデルを作成できます。3Dモデル作成のためには、撮影時間及び処理解析時間、精度確保のため地上基準点の設置及び測量等が必要となりますが、これを利用することで、オルソ画像及び標高データを作成することができます。


オルソ画像の作成

オルソ画像とはカメラレンズによる歪みを補正した平面写真になります。通常、カメラレンズで撮影された写真データはレンズ歪みによる中心投影画像となっています。この画像に対して、3Dモデルから得られる高さ情報を用いて補正を行い、正射投影化したものがオルソ画像になります。UAVから撮影した写真を参照して距離の計測、平面図の作成等しようとする場合に、オルソ画像を使用することでより精度の高い成果が期待できます。


標高(DSM)データの作成

DSM(Degital Surface Model)は3Dモデルから得られる高さ情報を平面画像として出力したものになります。DSMを解析することで、任意範囲の断面の取得、日射解析や高精度のコンター作成が可能です。なお、写真データの解析から取得される高さは地表の高さではなく、写真に映っている樹木や植生、建物等の土地被覆物を含めた高さとなります。なので、樹木に覆われた山間部を撮影して地表面のコンターを作成するといった用途には適さないことに注意が必要です。逆に、樹木や構造物の高さを調査したいといった場合には有用なツールとなり得ます。例えば、掘削工事作業の前後に空撮を実施しておくことで、取得されたDSMから切土、盛土量を推算することができます。


航空法による規制

国内でドローンを飛行させる場合、飛行条件によっては航空法による規制が課されます。規制の対象となる場合は国土交通省への許可申請を行う必要があります。当社は必要に応じて許可申請を行い、許可を得て飛行を実施しております。規制の条件についてはこちらを参照してください。

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