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植生指数の農業利用

近年、農業分野において、これまで篤農家の経験と勘によって対応してきた品質管理に科学的な視点を加えることで、安定化を図る精密農業の取り組みが進められております。

UAVもそうした精密農業への利用が期待されています。既存の取り組みでは主として衛星画像を用いた広域での分析が行われており、衛星に搭載されたマルチスペクトルセンサから得られる不可視光情報から植生指数を算出して生育状況の把握等に役立てます。

植生指数の算出には”近赤外光”の情報が利用されます。そこで、UAVに近赤外域の波長を取得可能なカメラまたはセンサを搭載して精密農業の利用することを試みております。現在、当社で使用している機器は以下のものになります。

 

機器名 取得波長
Parrot Sequoia Green, Red, Red Edge, NIR
IRPRO NDVI7 NIR, Green, Blue
MAPIR Survey2 NIR, Red

 

Parrot Sequoiaを搭載したPhantom3 Professional

Parrot SequoiaはNIR(近赤外)とRed Edge波長を取得可能なマルチスペクトルカメラです。一般的なNDVI(正規化植生指数)を高精度で取得することが可能です。NDVIは植物の活性度を示す指標として利用されており、植生の分類や、圃場の生育状況の把握等に利用できます。

IRPRO NDVI7とMAPIR Survey2は市販のアクションカメラのレンズを各社独自のものに差し替えることで、近赤外を取得し、NDVIを算出できるようにしたものです。Sequoiaはグローバルシャッター方式であるのに対して、これらのカメラはローリングシャッター方式であるため歪み等が発生する可能性があるため精度的にはSequoiaに劣るかもしれませんが、元カメラの画素数が高いため、高分解能の精細な画像取得が期待できます。

 

NDVI7オルソ画像のサンプル

 

Survey2 (Red + Near Infra-Red)オルソ画像のサンプル

また、参考までに以下画像が通常の可視光(RGB)のサンプル画像です、

RGBオルソ画像のサンプル

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